次の画像は、2023年現在、最新式の最も複雑なパターンのフローチャートです。
（参考１日当たり汚水処理量2,000トン）
汚水のレベル及び１日当たりの処理量によリ必要なシステム構成は変わります。
弊社汚水処理システム
•バクテリア（プラチナバイオ）を汚水に一定量添加すると、バクテリアは油脂に作用し界面活性分子を生成します。
•この分子は汚水と空気の境界（界面）で、左図のように疎水基を水面上に、親水基を汚水中に配向する形で界面に局在化することにより、汚水の表面張力が減少しエマルジョン化が進みます。
•このように、汚水の表面張力を減少させる働きを界面活性作用といいます。
•汚水中では、界面活性分子によって油脂がエマルジョン化することにより、バクテリアの作用はさらに強まります。
•界面活性分子の濃度が高まると、その分子の一部は疎水性分子を内側に、親水性部分を外側にして会合することで、左図のようなコロイド粒子（ミセル）を形成します。
ミセルになった分子の集団（汚水のエマルジョン化）を中澤式菌床に通すと、油脂の生分解が進みます。
生分解が最も進んだ場合には二酸化炭素と水になり、初期段階では界面活性分子を、中間段階では水溶性成分を生成します。
水溶性成分は透明水となって排出されます。
弊社汚水処理システムの特徴①
① 瞬時に無菌状態の透明水にバクテリアと特殊フィルターを使用し、菌床を通過する瞬間に透明な処理水となります。
② 汚泥が残らないバクテリアにより汚水中の油脂はエマルジョン化され、菌床を通すことで水と二酸化炭素に分離されます。
③ コンパクトで場所を取らない汚水を流れの中で浄化するため、多数の浄化槽を必要とせずコンパクトに設計可能です。また設置にあたっても大規模な工事を必要としません。
弊社汚水処理システムの特徴②
④ 処理水は再利用できる人間・動植物に無害であり、病原体を含まないため水のリサイクルに活用できます。
⑤ 非常に廉価従来のシステムに比べ、初期投資額は非常に廉価です（処理する汚水の内容により異なります）。所要ランニングコストはバクテリア代と電気代のみであり、その他は必要としません。
⑥ あらゆる汚水に対応可能原液20ℓ程を試験的に処理し、処理水を見ることが可能です。処理が可能であることを確認した上で、安心して見積もりが可能です。また公的機関による試験データの取得も可能です（有償対応となります）。
汚水を瞬時に透明水に
今まで処理不可能と言われた汚水にも挑戦致します。
• 「弊社菌床システム」はこれからの地球環境に対応した、無公害かつ節水（リサイクル）を目的とした未来型の装置です。またこのシステム自体、従来の「濾過」のみや「薬品を使用しての浄水」とは異なるバイオテクノロジーを駆使した画期的なシステムであり、安心かつクリーンで地球環境にも優しいものとなっております。
• 弊社独自のバクテリアである「スーパーテックASB」はグリストラップ内に常在する放射菌の増殖を促し、これが分泌する抗生物質により糸状細菌等の増殖を抑制することで分解および脱臭機能において優れた効果を発揮し、特に油脂浄化率については95％以上にも達します。
• 透明な排水にするためにはこの工程後に濾過をする必要がありますが、一般に水溶液中のウイルス・細菌その他微生物の除去に用いられる膜濾過法に親水性膜を使用、これを平行濾過することにより透明・無害な排水となって排水されます。